2010年12月25日土曜日

生田緑地ばら苑 ばら図鑑 オフェリア







オフィーリア 1912年 William Paul イギリス lp
Ophelia

紹介者 1914年 E. Gurney Hill

種子親は多分 Antoine Rivoire、花粉親は Mme.
Caroline Testout か、Pharisaer か、Prince de Bulgarie

中 輪または中大輪で花径10㎝、25弁。弁質はよい。剣弁高芯の元祖ともいわれる。ややアプリコット色を含んだ淡桃色で、 弁底に黄色のぼかし。成長に年月がかかるが、 花付きはよい。尖った長蕾はがく片が小さく、がく片が落ちてからの蕾はほんのりピンク色。甘いフルーティーな強い香りで、オフィーリア香と呼ばれる爽やか な独特の香り。特に秋の花は特徴をよく現している。

樹高0.9×0.5m、半横張り性で花茎は細いが長くて強い。枝立ちよく強健。新芽は ブロンズ色で、若枝は黄色みを帯びた浅緑色、棘は太くて短く少ない。成枝には褐色または灰色の棘が付き、古い幹は褐色で白灰褐色の模様がある。葉は小さく 革質、明緑色の半照り葉。葉脈がはっきりし、葉柄に赤みがある。冬の枯れ下がりが少ない。概して病害に強い。

すべての名花で、オフィーリアの血を引かないものは無いとまで言われる歴史的名花。

苑 内に直接・間接に血を引く品種は、デンティ・ベス、コンテス・ヴァンダル、つるミセス・ピエール・S・デュポン、ベター・タイムズ、ネージュ・パルファ ン、ドレスデン、パスカリ等があります。枝代わりではマダム・バタフライ、つるオフィーリア、(ウエストフィールド・スター、)レディ・シルヴィア等があ り、どれも人気の高い品種です。

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